令和6年度第4回eラーニング 「口とノドの炎症や異常」 令和6年度第4回研修 「口とノドの炎症や異常」 ●動画研修終了後、確認テストを行い「確定」ボタンをクリックし、その後、登録内容確認「確定」ボタンをクリックして送信してください。 その後、メールにて解答解説URL・受講印URLをお知らせいたします。 テキストは下記よりダウンロードできます。 ・1ページごとPDF形式 ・4ページ集約PDF形式 登録販売者生涯学習研修確認テスト 「口とノドの炎症や異常」 確認テストPDF形式(ダウンロード) 販売従事者番号 ※ 氏名 ※ 姓: 名: メールアドレス ※ 問1.【受診勧奨】常連のお客様から、口やのどについての相談を受けました。受診勧奨が適当と思われる症状には○、セルフメディケーションが可能なら×を記入して下さい。 (1) 受診を勧めるべき生命に関わる重大な疾病の症状ではないか? 問1⑴① ※ 口中や唇が広範囲にわたってただれてきた。口のまわりの皮膚にぶつぶつができたり、目や鼻の中の粘膜にもただれが広がっている。10日ほど前、市販のかぜ薬を使用している。 〇✕ 問1⑴② ※ 40代だが、普段は薬に頼ることはなく、何年も薬は飲んでいない。口中や唇が広範囲にただれて痛みを伴い、食欲はあるのに食事を摂るのがつらい。熱はない。 〇✕ 問1⑴③ ※ 最近、のどが渇いて仕方がない。水分摂取量が増えた分、尿量も増えている。 〇✕ 問1⑴④ ※ 飲み込むときの違和感があって、声の変化も気になる。最近、耳が痛むことがある。 〇✕ (2) その他、受診を勧めるべき疾病の症状ではないか? 問1⑵① ※ 口中に多数の小水疱ができ、破れて中央が白くくぼんだ楕円形の潰瘍になる。痛くて食事も摂れない。 〇✕ 問1⑵② ※ 舌に白く角化した部分があり、こすっても剥がれない。 〇✕ 問1⑵③ ※ 舌に表面は平らだが、鮮紅色ビロード状の部分があり、刺激により痛みを感じる。 〇✕ 問1⑵④ ※ 口唇、頬粘膜、舌、歯肉などに円形の痛みを伴う潰瘍がたくさんでき、その周囲は赤くて境界がはっきりしている。皮膚炎も併発していて、いずれも治ってきては再発を繰り返す。 〇✕ 問1⑵⑤ ※ 中年女性で、口が乾いて仕方がない。目も乾いて開けられないくらい痛い。 〇✕ 問1⑵⑥ ※ 両頬の粘膜に白いレース状の模様とその周囲に発赤が慢性的にみられる。 〇✕ 問1⑵⑦ ※ 口中にたくさんの白いミルクかす状の付着物が。それらをガーゼ等でぬぐうと、剥れてただれた状態に。 〇✕ 問2.【セルフメディケーションでも対応できる口内の症状】効能効果に照らして適当な医薬品を選んで下さい。 齲蝕による歯痛には、早めに歯科の治療を受けることを前提として、旅行中や夜間などの歯科診療を受けることが困難な場合に( ① )や局所麻酔成分・殺菌消毒成分等を含有する外用歯痛薬を応急的に使うことができる。 口内炎は、原因となるような病気が無く、びらん(ただれ)、水疱や潰瘍が1ヵ所のみの場合であれば、( ② )や漢方薬、抗炎症成分を配合した塗布剤や貼付剤の( ③ )等の適応である。 口唇ヘルペスは、診断を受けた経験から、再発であることがわかり、範囲が狭い場合には、外用の( ④ )の適応である。 のどの痛みは、つばも飲み込めないような激しい痛みや腫れではなく、熱も38℃未満(微熱)であれば、総合感冒薬、解熱鎮痛薬、( ⑤ )(トローチ剤等)、( ⑥ )等の適応である。 A. ビタミン剤 B.解熱鎮痛薬 C.口腔咽喉薬 D.口内炎用薬 E.含嗽薬 F.抗ウイルス薬 問2① ※ ABCDEF 問2② ※ ABCDEF 問2③ ※ ABCDEF 問2④ ※ ABCDEF 問2⑤ ※ ABCDEF 問2⑥ ※ ABCDEF 問3. 【一般用医薬品の主作用の特徴】 (1)口腔用抗炎症成分の主作用の特徴に対する正しい成分を選んで下さい。 A.トラネキサム酸 B.アズレンスルホン酸Na C.ポビドンヨード D.リゾチーム塩酸塩 E.グリチルリチン酸類 F.トリアムシノロンアセトニド 問3⑴① ※ プラスミンの作用で産生される活性ペプタイド等による炎症を抑制する。(飲み薬) ABCDEF 問3⑴② ※ 糖質コルチコイドの分泌促進やPGE2生合成阻害でなく、白血球遊走阻止作用及び肥満細胞からのヒスタミン遊離抑制作用等により、炎症組織に直接作用する。(トローチ、うがい薬、のどスプレー) ABCDEF 問3⑴③ ※ 炎症や損傷による組織の欠損部を線維芽細胞が増生して修復する。(トローチ) ABCDEF 問3⑴④ ※ ホスホリパーゼA2の酵素活性を阻害する作用がある。(うがい薬、トローチ、塗り薬、貼付剤) ABCDEF 問3⑴⑤ ※ 糖質コルチコイド作用による。(貼付剤、塗り薬) ABCDEF (2) 次の働きを持つ、口内炎、口角炎、口唇炎、舌炎の効能・効果を記載できる成分を下欄から選んで下さい. A.ビタミンB1 B.ビタミンB2 C.ビタミンB6 D.ビタミンB12 E.ビタミンC 問3⑵① ※ 脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素。 ABCDE 問3⑵② ※ 蛋白質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康維持、神経機能の維持に重要な栄養素。 ABCDE (3) 下の表はある口腔内症状の効能・効果について、承認基準に基づく漢方製剤の例を適応体力ごとにまとめ たものです。①~④の効能・効果を下欄から選んで下さい。(販売時には「しばり」を確認!) A.口腔内の乾燥 B.慢性扁桃炎 C.しわがれ声 D.口内炎 E.急性ののどの痛み 問3⑶① ※ ABCDE 問3⑶② ※ ABCDE 問3⑶③ ※ ABCDE 問3⑶④ ※ ABCDE 問4.【患者情報確認】次の文中の( )に該当する、使用上の注意に照らして最も適当な一般用医薬品又はその成分を下欄から選んで下さい。 A.ヨウ素又はヨウ化カリウム B.ポビドンヨード C.クロルヘキシジングルコン酸塩 D.トラネキサム酸 E.麦門冬湯 F.駆風解毒湯(散) G.黄連解毒湯 H.響声破笛丸 問4① ※ ( ① )は重篤な副作用の記載が「ショック(アナフィラキシー)」に変更になり、口腔内に適用する製剤には、「甲状腺機能障害」の診断を受けた人は相談するよう、記載されている製品が多い。 ABCDEFGH 問4② ※ ( ② )を含有する含そう薬には、「銀を含有する歯科材料(義歯等)が変色することがある」との注意及びまれに起こる重篤な副作用「ショック(アナフィラキシー)」を記載することになってい ABCDEFGH 問4③ ※ ( ③ )は、「血栓のある人、血栓症を起こすおそれのある人」は相談することになっている。セトラ キサート塩酸塩の代謝物でもあるので、併用に注意する。 ABCDEFGH 問4④ ※ ( ④ )、白虎湯、白虎加桂枝湯、白虎加人参湯は、相談事項に「体の虚弱な人」が記載されている。 いずれの処方も清熱・止渇の働きがある石膏を配合してしている。 ABCDEFGH 問4⑤ ※ ( ⑤ )は、もともと胃腸が弱く下痢しやすい人には注意が必要だが、大黄を配合している処方もあ り、その場合には、服用したら授乳を避けること及び相談事項に「体の虚弱な人」の記載がある。 ABCDEFGH 問4⑥ ※ ( ⑥ )は、気道を潤す処方であるため、相談事項に「水様性の痰の多い人」が記載されている。 ABCDEFGH 問5.【アドバイス】次の文章が正しいものには○を、誤っているものには×を、( )の中に記入して下さい。 ただし、「※」の説明部分は問題の範囲ではありません。 問5① ※ フルスルチアミン及びその塩類並びにイブプロフェンの製剤は、副作用として口内炎が知られています。 〇✕ 問5② ※ 医薬品によって重い副作用を起こし、その症状としても「のどの痛み」があらわれることがあります。 〇✕ 問5③ ※ 口内炎の原因は、主に栄養摂取の偏りで、ストレスや睡眠不足は関係ないと考えられています。 〇✕ 問5④ ※ 小児がのどの痛みを訴えた後の2 週間くらいは、起床時の顔面浮腫、尿量の減少、血尿に注意しましょう。 〇✕ 問5⑤ ※ 歯周病になると、動脈硬化、糖尿病、早産・低体重出産等、全身に悪影響を及ぼす場合があるので、歯周ポケットに歯垢をためないようにしましょう。 〇✕