【登録販売者 OTC販売まめ知識】花粉症薬　アレルギー薬　製剤別　接客ワンポイントアドバイス

花粉症薬　アレルギー薬　製剤別　接客ワンポイントアドバイス

セチリジン塩酸塩製剤

眠気が比較的でやすいと言われていますが、1日1回ですむため、寝る前に使用すれば眠気も気になりにくいと説明します。

ケトチフェンマル酸塩製剤

花粉症などに対する効果はかなり強いされています。
そのぶん眠気には注意が必要ですが、人によってザジテンの成分が最も効果的というケースもあります。

エピナスチン塩酸塩製剤

フェキソフェナジン塩酸塩製剤よりも効果的。眠気は強くだしてしまうのの、1日1回の使用で効果が現れるため、寝る前に飲めば、眠気の出やすさも大きなデメリットにはなりません。

フェキソフェナジン塩酸塩製剤

効果が比較的弱いことを認識します。
近年使用される花粉症の薬の中では、比較的効果は弱い薬に分類されるため、重度の花粉症の症状には効果が感じられないこともありますが、軽度～中等度の花粉症には十分に効果が期待できます。
また、「眠たくなりにくい」「集中力が低下しにくい」「口が乾きにくい」「空腹時にも服用でできる」というメリットがあり、花粉症の飛散予報をチェックしながら、お客様の症状・ニーズをよく
聴いて早めの服用を提案します。

※フェキソフェナジン塩酸塩製剤の飲み合わせの注意抗生物質のエリスロマイシンが作用を強めてしまったり制酸剤が作用を弱めてしまう可能性があります。
グレープフルーツジュースがOATPの働きをブロックすることでフェキソフェナジンが血液中に吸収されにくくなり、作用を弱めてしまう可能性があります。フェキソフェナジンの吸収量はグレープフルーツジュースで飲むことにより半分程度にまで減少することが報告されています。

（薬局新聞）

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