令和4年度第3回eラーニング「倦怠感、疲労感、栄養不足による諸症状」 令和4年度第3回研修 「倦怠感、疲労感、栄養不足による諸症状」 ●動画研修終了後、確認テストを行い「確定」ボタンを押し送信してください。 その後、メールにて解答解説URL・受講印URLをお知らせいたします。 テキストは下記よりダウンロードできます。 ・1ページごとPDF形式 ・4ページ集約PDF形式 登録販売者生涯学習研修確認テスト 「倦怠感、疲労感、栄養不足による諸症状」 確認テストPDF形式(ダウンロード) 販売従事者番号 ※ 氏名 ※ 姓: 名: メールアドレス ※ 問1.【受診勧奨】受診勧奨が適当と思われる症状には○、セルフメディケーションが可能なら×を記入して下さい。 (1)受診を勧めるべき生命に関わる緊急性の高い重大な症状ではないか? 問1⑴① だるくて食欲が低下している。むくみも気になっている。その他、尿の泡立ちが激しく、なかなか消えない。 〇✕ 問1⑴② 最近ちょっとしたことで疲れやすく、下半身のむくみが気になる。夜に横になってしばらく経つと、咳や息苦しさが現れ、体を起こすと楽になる。 〇✕ 問1⑴③ 疲れやすくて力が出ない。ストレスのある時は症状がはっきりする。血圧は以前より低く、体重も減少傾向。皮膚、爪床、口腔内に色素沈着がみられる。 〇✕ 問1⑴④ 今日は食欲もなく疲れもひどい。駅のトイレで気付いたのだが、目が黄色くはないだろうか?トイレと言えば、数日前からウーロン茶のような色をした尿が出るようになっている。 〇✕ (2) その他、受診を勧めるべき症状ではないか? 問1⑵① 休まないではいられないような強い疲れを繰り返している。症状は、朝は軽く、午後に重くなることが多い。 〇✕ 問1⑵② 睡眠時間は十分だと思うのだが、寝起きがつらく、熟睡感がない。日中に眠気を感じて、集中力も低い。 〇✕ 問1⑵③ この半月くらい、以前は好きだったことも楽しめず、自分のことがダメな人間に思えて何も手がつかない。夕方から夜にかけて軽くなるが、午前中は特につらい。食欲低下、動悸等の症状もみられ、以前の自分とは違う。 〇✕ 問1⑵④ 全身がだるく、頭もスッキリしない。体温が低く、皮膚が乾燥して、暑い日でも汗をかかなくなった。むくみやすく便秘がちになり、体重が増えている。 〇✕ 問1⑵⑤ 最近、簡単に疲れてしまうようになった。軽い動作でも息切れするし、よくあくびが出て、頭が重い。 〇✕ 問2.【セルフメディケーションでも対応できる倦怠感、疲労、栄養不足による諸症状】空欄に当てはまる適語を下欄から選んで下さい。 ( ① )にはビタミンB1主薬製剤、( ② )、肩こりや腰痛、目の疲れなどにはビタミンB1とビタミンEを配合した製剤、( ③ )にはL-システインやグルクロノラクトンなどが考えられる。身体的な症状や不調はないものの休みが取れず睡眠が不足気味で( ④ )があるならカフェインを利用する機会でもあるが、( ⑤ )にはゴオウ、ハンピ、ロクジョウ、ジオウ、ニンジン、イカリソウ等の生薬も効果があると考えられる。特にニンジンは、生薬主薬保健薬(ニンジン主薬製剤)という薬効分類があるほどで、保健に欠かせない生薬である。 A. 冷え・手足のしびれ B.老廃物の除去 C. 体力の低下 D.疲労感 E.筋肉疲労時のエネルギー供給 問2① ABCDE 問2② ABCDE 問2③ ABCDE 問2④ ABCDE 問2⑤ ABCDE 問3. 【一般用医薬品の使い分け】 (1)次の説明に該当するビタミン、滋養強壮成分を下欄から選んで下さい。 A. ビタミンB1(チアミン) B.ビタミンB2(リボフラビン) C.ニコチン酸アミド D. 肝臓水解物 E.グルクロノラクトン F. アミノエチルスルホン酸(タウリン) G. アスパラギン酸 問3⑴① 利胆、解毒、肝保護などの作用があり、疲労回復や栄養補給を目的として用いられる。 ABCDEFG 問3⑴② 窒素代謝とエネルギー代謝に関与し、疲労に対する抵抗力を高める。また、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルと結びつき、細胞内に素早く吸収させる。 ABCDEFG 問3⑴③ 体内の解毒機構で機能して有毒物質と結合し、グルクロン酸抱合体として体外への排出を促進する。 ABCDEFG 問3⑴④ 炭水化物の代謝に補酵素として働く。効率的なエネルギーの産出に関わるため、疲労・倦怠感といった症状に用いられる。また、中枢神経・末梢神経の機能を正常に保つ働きもある。 ABCDEFG 問3⑴⑤ 補酵素として糖質、脂質、蛋白質の代謝に関わり、エネルギー産出を促進する。アセトアルデヒド分解にも関わる。 ABCDEFG (2)次の「疲労」又は「倦怠」の効能・効果を持つ、承認基準に基づく漢方製剤を下欄から選んで下さい。 A. 帰脾湯 B.真武湯 C.清暑益気湯 D.補中益気湯 E.人参養栄湯 F.当帰芍薬散 G.十全大補湯 問3⑵① 体力虚弱なものの次の諸症:病後・術後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血 ABCDEFG 問3⑵② 体力虚弱なものの次の諸症:病後・術後などの体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血 ABCDEFG 問3⑵③ 体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい・立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴り ABCDEFG 問3⑵④ 体力虚弱で、元気がなく、胃腸のはたらきが衰えて、疲れやすいものの次の諸症:虚弱体質、疲労倦怠、病後・術後の衰弱、食欲不振、ねあせ、感冒 ABCDEFG 問3⑵⑤ 体力虚弱で、疲れやすく、食欲不振、ときに口渇などがあるものの次の諸症:暑気あたり、暑さによる食欲不振・下痢、夏痩せ、全身倦怠、慢性疾患による体力低下・食欲不振 ABCDEFG 問4.【患者情報確認・生活スタイル】次の文に該当する一般用医薬品のビタミン・ミネラル成分、滋養強壮成分のうち、使用上の注意に照らして最も適当なものを選んで下さい。 A.ビタミンA B.ビタミンB2 C.ビタミンB6 D.ビタミンC E.ビタミンD F.ビタミンE G.カルシウム H.マグネシウム I.鉄 J.アルコール(薬用酒) K.ヘプロニカート L.ニンジン M.ジオウ 問4① ・妊娠3 ヵ月以内の妊婦、妊娠していると思われる人又は妊娠を希望する人が、( ① )を服用する場合には食事等と合せた総摂取量に注意が必要である。 ABCDEFGHIJKLM 問4② ・手術や出産直後等で出血中の人は、( ② )を服用してはならない。 ABCDEFGHIJKLM 問4③ ・女性が( ③ )を服用していると、生理が予定より早くきたり、経血の量がやや多くなったりすることがある。出血が長く続く場合には、相談していただくようにアドバイスしておく。 ABCDEFGHIJKLM 問4④ ・ビタミンE主薬製剤、ビタミンB1 主薬製剤、ビタミンB1B6B12 主薬製剤には( ④ )を配合することができ、その場合には「妊婦又は妊娠していると思われる人」は服用してはならない(安全性が確立されていない為)。 ABCDEFGHIJKLM 問4⑤ ・( ⑤ )剤は、人によっては便秘を起こすことがある。多くは一時的で、直ちに服用を中止する必要はないが、便秘しやすい人は量を減らして服用し始めた方が良い。 ABCDEFGHIJKLM 問4⑥ ・( ⑥ )は、尿糖や潜血(大・小便)の検査結果に影響を及ぼすことがある。 ABCDEFGHIJKLM 問4⑦ ・( ⑦ )は陰虚に用いられる。潤腸通便の作用もあり、その配合剤は特に「下痢しやすい人」に注意がいる。荊芥連翹湯と五淋散は、( ⑦ )を配合しない処方も認められており、配合する場合に限り、相談事項に「胃腸が弱く下痢しやすい人」、配合しない場合には「胃腸の弱い人」を記載することになっている。 ABCDEFGHIJKLM 問5.【アドバイス】次の文章が正しいものには○を、誤っているものには×を、解答欄に記入して下さい。 問5① ビタミンB1 は、糖質やアルコールを摂り過ぎている人では必要量が増え、欠乏症を起こすことがありうる。 〇✕ 問5② カルシウム摂取量※について、「日本人の食事摂取基準」では、妊婦・授乳婦は吸収率が著しく高まるため、付加量は必要ないとされている。 〇✕ 問5③ 成人が1 日に必要なビタミンD量は、国内の晴天の正午であれば両手の甲と顔(600 cm2)※が10 分程度日光に当たることで季節を問わず十分皮膚で合成できる(食事からの摂取量を考慮する必要はない)。 〇✕ 問5④ 胎児の神経管閉鎖障害※のリスクを減らすため、妊娠初期だけでなく、妊娠を計画している女性、妊娠の可能性がある女性は、ビタミンEを多く摂ることが勧められている。 〇✕