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登録販売者 どんな仕事? 仕事内容・資格概要 

 2021/10/14 未分類  

登録販売者とは

「登録販売者』とは、2009年6月の薬事法改正にともない誕生した医薬品販売専門家のことです。

登録販売者になると、第2類および第3類医薬品販売が可能となり医薬品の専門家として、店舗管理者となり自ら薬店を経営することや、ドラッグストアや薬局などに勤務することが可能となります。

登録販売者と薬剤師の違いは?

薬剤師は、医薬品に関する万般の専門家(国家資格者)です。これに対して、登録販売者は、第2類及び第3類に属する一般用医薬品販売という限定された範囲での専門家であり、都道府県知事から認定される国が任用する公的資格となっています。例えば、「処方箋に基づく薬の調剤」や、「第1類医薬品」の販売を行うためには、薬剤師であることが前提条件となり、登録販売者は、これらを行うことができません。しかし、登録販売者は第2類及び第3類の医薬販売の役割として販売以外にも、お客様への薬に関する適切なアドバイスであったり、副作用や効能の説明であったりも重要な業務として含まれています。適切な医薬品の販売や相談対応のためにも、幅広い医薬品の知識が必要とされるお仕事です。

リスクの程度に応じた一般用医薬品の分類と販売に当たっての情報提供の関係

どこで活躍できる?

調剤薬局

調剤薬局と聞くと「薬剤師が働くところ」というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?
医師からの処方箋を元に、処方内容をレセコンという会計ソフトに入力し、薬剤師の補佐を行いながら処方薬を準備したり、ひと月分のレセプト(調剤報酬明細書)を作成し保険者に請求する仕事も含みますが、調剤薬局には一般用医薬品が配置されているので、忙しい薬剤師に代わって適切な医薬品の販売や相談対応を行う大切な業務も行います。

ドラッグストア

登録販売者の主な活躍の場として、ドラッグストアが挙げられます。ドラッグストアでは、医薬品以外にも様々な日用品の取り扱いが増え、利用者にとって、より身近なものとなり年々その店舗数を伸ばしています。そういった経緯から、今後もドラッグストアにおける登録販売者の雇用は増していくと見られます。
また、国はセルフメディケーションとして、軽度の怪我や風邪等に対しては一般用医薬品の使用をするよう推進しています。同じお薬でも種類がたくさんある為、お客様は何を選べばよいか迷ってしまいます。その時に登録販売者はお客様にトリアージを行い、適切なお薬の選別または受診勧奨を行う重要な業務を行います。

コンビニ、ホームセンター、家電量販店など

昨今では、ドラッグストアや薬局以外にも医薬品を取り扱う店舗が見られ、コンビニやスーパーなどでも、登録販売者を雇用した上で、医薬品の販売を開始する店舗が増えてきています。このように、登録販売者の需要は拡大しており、今後も様々な店舗での活躍が期待されています。

登録販売者になるには?

登録販売者になるには、各都道府県で実施される試験に合格したのち、都道府県知事の登録を受けることで認められます。また、一定の実務経験を積むことで、店舗管理者へとステップアップすることも可能です。

関西(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、徳島県)での医薬品販売に係る登録販売者試験に関する業務は、関西広域連合で実施します。
詳細につきましては「関西広域連合」をご参照ください。

受験にあたっての制限はある?

過去には、登録販売者試験を受けるために学歴や実務経験などの制限が存在しました。しかし2015年以降は、こうした制限が撤廃され一切の受験制限がなくなったため、誰でも挑戦することができる資格となりました。

実務経験は必要?

前述したように、受験に際して実務経験の要件は存在しません。ですが、試験に合格したのち登録販売者として単独で売り場に立つには、過去5年間で2年以上分の実務経が必要になります(この要件を「管理者要件」と言います)。この要件を満たさない登録販売者は単独での医薬品販売が認められないため、薬剤師または管理者要件を満たした登録販売者の管理・指導のもとでなければ販売ができません。
またこの管理者要件を満たすことで、店舗ごとに一人の設置が義務付けられている「店舗管理者」になることも可能です。店舗管理者になると、店舗の運営や従業員の監督、医薬品の管理などを任されるようになります。

資格試験の難易度・合格率など

2020年度の登録販売者試験の合格率は全国平均で42.6%です。ただし、試験内容は各都道府県および年度ごとに違うため、地域や年度により合格率のバラつきが見られます。また、登録販売者は国家資格ではありますが、誰でも挑戦することができるうえ、受験対策の通信講座やスクールなども充実しているので、努力次第では十分に合格を目指せる資格といえます。

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さまざまなアドバイスや対応ができるよう医薬品登録販売者として日々の自己研鑽が必須です。

大阪府医薬品登録販売者協会は厚生労働省ガイドラインに則った登録販売者の外部研修を開催しております。
外部研修受講は義務化となっておりますので、当協会の外部研修のご受講をお待ちしております。
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厚生労働省ガイドライン登録販売者外部研修
外部研修会詳細・お申込みは

医薬品登録販売者外部研修/生涯学習研修会
医薬品登録販売者オンライン外研修/eラーニング研修

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一般社団法人 大阪府医薬品登録販売者協会

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