令和4年度第1回eラーニング「水虫(たむしを含む)かも」 令和4年度第1回研修 「水虫(たむしを含む)かも」 ●動画研修終了後、確認テストを行い「確定」ボタンを押し送信してください。 その後、メールにて解答解説URL・受講印URLをお知らせいたします。 テキストは下記よりダウンロードできます。 ・1ページごとPDF形式 ・4ページ集約PDF形式 登録販売者生涯学習研修確認テスト 「水虫(たむしを含む)かも」 確認テストPDF形式(ダウンロード) 販売従事者番号 ※ 氏名 ※ 姓: 名: メールアドレス ※ 「水虫」は狭義では足白癬,広義では白癬菌を原因とする皮膚感染症で,本講座では広義の意味で使用します。 OTC販売の場面の中でも特に難しい場面です。判断をするのはお客様ご自身だということを忘れずに! 問1.【受診勧奨】受診勧奨が適当と思われる症状には○、セルフメディケーションが可能なら×を記入して下さい。 (1) 受診を勧めるべき生命に関わる緊急性の高い重大な症状ではないか? 問1⑴ ① ※ 足の湿潤・ただれが指先に。これは水虫だろうか?一定の距離を歩くとふくらはぎが締め付けられるように痛くなり、数分休むと楽になって歩けるようになる症状が、しばらく前から気になっている。糖尿病と診断されたことがあるが、面倒で治療はしていない。関係が? 〇✕ (2) その他、受診を勧めるべき疾病の症状ではないか? 問1⑵① ※ 胴体片側の皮膚に,ピリピリした感覚と痛みを感じはじめ,しだいに赤くなって水疱がプツプツと・・・。 〇✕ 問1⑵② ※ 赤くなった部分(紅斑)が広がる一方で中心部の症状が消え、症状は環状になってきた。水虫・たむし用薬では、症状が改善しない。 〇✕ 問1 ⑵③ ※ 足のかかと周辺の皮膚が厚く硬く粉を吹いたようになっているのだが、痒み、小水疱はなく、季節的な変化は少ない。 〇✕ 問1 ⑵④ ※ 爪の先から爪の生え際に向かって白~黄白色に濁って厚くなり、爪の表面(爪甲)の光沢が失われてぼろぼろ剥がれ落ちたりしている。もともと周囲は水虫かも。 〇✕ 問1 ⑵⑤ ※ 頭を鏡で見るとフケだけでなく頭皮に赤みもある。毛髪が折れ易く抜け易くなった。 〇✕ 問1 ⑵⑥ ※ 足の裏に膿疱が繰り返しでき、それとともに紅い斑点(紅斑)やカサカサしたフケのようなもの(鱗屑=表皮の角質)が・・・。 〇✕ 問1 ⑵⑦ ※ 慢性の機械的な刺激を受けやすいところに、境界明瞭に赤く盛り上がった様々な大きさ・形の斑が全身に複数でき、銀白色の皮膚の粉(鱗屑)を伴っている。 〇✕ 問2.【セルフメディケーションでも対応できる水虫かも】文中の( )に適当な語句を下欄から選んで下さい。 ・( ① )は、趾間の紅斑と小水庖で始まり、徐々に鱗屑を形成する。汗で湿潤し、びらんを形成して辺縁部が白くふやけることもある。 ・( ② )は、土ふまずなど足の裏の角質層が薄い部分や足の指の付け根に好発する。小水庖が多発し、それが乾燥して鱗屑を形成する。梅雨時に悪化し、秋に軽快することが多い。なるまでの経過をよく聞きとらないと、見た目では( ③ )との区別は難しい。 ・生毛が生じている部分の( ④ )及び外陰部とその周囲の( ⑤ )は、境界鮮明に( ⑥ )、丘疹や鱗屑を伴って外に広がり、通常痒みが強い。中心部では炎症が改善し、ときに色素沈着がみられる(中心治癒傾向)。顔面では境界が不明瞭な例が少なくない。 ・逆に限局性の皮膚炎には、一見水虫に見えて白癬菌が原因でないものもある。( ⑦ )は外部からの刺激で起きるため、聞き取りによって原因となる物質の接触に注意を払うことも大事である。 A.股部白癬(いんきんたむし) B.体部白癬(ぜにたむし) C.趾間型足(手)白癬 D.小水疱型足(手)白癬 E.爪白癬 F.環状の紅斑を形成し G.腫脹・発赤し H.丘疹が全体に密集し J.かぶれ(接触性皮膚炎) K.異汗性湿疹 問2① ※ ABCDEFGHJK 問2② ※ ABCDEFGHJK 問2③ ※ ABCDEFGHJK 問2④ ※ ABCDEFGHJK 問2⑤ ※ ABCDEFGHJK 問2⑥ ※ ABCDEFGHJK 問2⑦ ※ ABCDEFGHJK 問3.【 水虫 かも 用薬 の主作用の特徴】 次の 特徴に 当てはまる 、 成分 群 を A ~F から 選 んで下さい 。 A.ウフェナマート B.ステロイド性 抗炎症成分 C.ミコナゾール硝酸塩,シクロピロクスオラミン D.サリチル酸 E トルナフタート F.ブテナフ ィン塩酸 塩 テルビナフィン塩酸塩, ラノコナゾール, ビホナゾール 問3① ※ 動物実験で 、皮膚貯留性が高く 、3 日以上の作用持続性がある 抗真菌薬 。 ABCDEF 問3② ※ 足 白癬 の 有効率 が 非常に高く、 体部白癬 、 股部白癬と比べ ても 遜 色 がない 。 ABCDEF 問3③ ※ 細胞間基質 を 溶解 、 鱗屑 の 剥離 を促進して 角質 増殖皮膚を軟化させる 。 近年では それ 自体の抗真菌作用 よりも 、 より効果の 高い 薬剤を浸透しやすくする 目的で 配合される 。 ABCDEF 問3④ ※ 細胞膜のリン脂質からアラキドン酸を切り出す 酵素 「 ホスホリパーゼ A 2 」 を阻害する蛋白 の 合成 を促進 する。 ABCDEF 問3⑤ ※ フルフェナム酸をエステル化して 局 所 刺激作用を減弱さ せ 、 皮膚外用剤として開発された 。 膜安定化及び活性酸素生成抑制作用など,生体膜との相互作用により 作用を示 し、 広範囲や長期使用が可能 。 ABCDEF 問4. 【 患者情報確認・生活スタイル 】 水虫 かも 用薬 の 添付文書に照らして 、 最も適当な語句を選んで下さい 。 ・外用 液剤 、 軟膏剤 、 噴霧剤 の水虫・たむし用薬は 、 製剤中 に含まれる( ① )等の刺激性の あ る 成分により 、 湿潤 、 ただれ 、 亀裂や外傷のひどい患部に使用すると 、 痛みを感じ ることがあ り 、 また 、 (②)を起こしやすい ので 、 これらの場所には 使用を避け る必要がある 。 ・みずむし・たむし用 薬は成分によらず 、 「 (③ )」 、 「 患部が顔面又 は広範囲の人 」 、 「 (④) 」 、 「 『 湿疹 』 か 『 みずむし 、 いんきんたむし 、 ぜにたむし 』 かがはっきりしない人」は 、 使用前に「相談すること」になっている 。 ・特にテルビナフィン塩酸塩 、 アモロルフィン塩酸塩 、 ブテナフ ィン塩酸 塩については 、 「 (⑤) 」 に対しても 、 使用前 に 「相談す ること」になっている 。 ・(⑥ )は 炎症を 抑える効果は高いが 、 「 みずむし・たむし等 」 を悪化させるので 、 その場合 は 「使用しないこと」になっている 。 ・ヨードチンキ,( ⑦ )を含有する製剤に は 、 重 篤な副作用「 アナフィラキシー様症状 」の記載がある 。 A.尿素 B. アルコール C.クロル ヘキシ ジン の グルコン酸塩又は塩酸塩 D .ステロイド性抗炎症成分 E.非ステロイド性抗炎症成分 F.一次刺激性の接触性皮膚炎 G.アレルギ ー性の接 触性皮膚炎 H.乳幼児 I.患部が化膿している人 J.患部が目や目の周囲 、 粘膜 、 陰 の う 、 外陰部の人 K.妊婦又は妊娠していると思われる人 問4① ※ ABCDEFGHIJK 問4② ※ ABCDEFGHIJK 問4③ ※ ABCDEFGHIJK 問4④ ※ ABCDEFGHIJK 問4⑤ ※ ABCDEFGHIJK 問4⑥ ※ ABCDEFGHIJK 問4⑦ ※ ABCDEFGHIJK 問5 【アドバイス】 次の文章が正 しいものには○を 、 誤っているものには×を 、 解答欄に記入して下さい 。 問5① ※ 家族間の 白 癬 菌 感染を防ぐため バスマット や スリッパ等 の共用を避け 、 自分専用の物を使い ましょう 。 〇✕ 問5② ※ 白癬菌 感染を防ぐた め 、ご家族に は 2 日 に 1 度 でいいので 、 垢すり を使って しっかり 体を こすり 洗 いし てもら って ください 。 〇✕ 問5③ ※ ご家族が 救急 絆創膏 を使用 していて 、 お風呂で濡らしてしまった 場合などは 、 すぐに 張り替えてもらっ て下さい 。 〇✕ 問5④ ※ 水虫た むし用薬によって 水虫の症状がなくなれば 、 白癬菌はいない はずなので 、 もう お薬を つけ る 必 要はありません 。 〇✕ 問5⑤ ※ ここで 判断 が 難しい た めに ステロイド剤 を おすすめ するのは 、 もし 「 たむし 」 なら 範囲が広が り、 菌が増えて 診断 しやすくな るからです 。 〇✕