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令和4年度第2回eラーニング「育児中の心配と家庭薬」

令和4年度第2回研修

「育児中の心配と家庭薬」

●動画研修終了後、確認テストを行い「確定」ボタンを押し送信してください。
その後、メールにて解答解説URL・受講印URLをお知らせいたします。


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登録販売者生涯学習研修確認テスト

「育児中の心配と家庭薬」

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問1.【 受診勧奨 】 小児に対する下記の症状に関して、 受診勧奨が適当なら○を 、 セルフメディケーションが可
能なら× を 記入 しなさい 。

ひざを抱え込 むようにして 泣 い たり、 胸を開いて泣き止 んだりする 様子から、 短時間に鋭い痛みが起こ
っては和らぐ ことを繰り返しているらしいが、 痛みは次第に強まっている よう で嘔吐もし始めた 。














問2. 【 セルフメディケーション でも対応できる 子供の 異変 】 空欄に当て はまる適語 を 下欄から選 びなさい。
乳幼児には特有の症状がしばしば観られ、以下のような場合には、小児五疳薬や漢方薬が適応する機会が多い。
乳児は、 食道と胃を隔てている括約筋が未発達で、胃の内容物をしっかり保っておくことができず、乳吐きなどの 胃食道逆流に より 機嫌が悪くなる ことがある。OTCの効能・効果における「ひきつけ」(けいれん の範囲は、次の 二つが考えられる。
ⅰ)乳幼児が 大泣きした後、息をはいた状態のまま、呼吸停止 、顔色不良、意識喪失 、ぐったりしたり 、 けいれんしたりする病態を( ① )(憤怒けいれん)という。生後 6 ヶ月 3 歳 頃 までの 小 児の 約 5 にみられ、 一般的に脳波や画像検査に異常なく、年齢的成長発達に伴って自然に消失して行く予後が良い疾患で ある 。早目に小児五疳薬を与え、抱き上げたり、あやしたりして気を紛らわすと 良 い。鉄剤で貧血を改善すると 良くなる 場合もある。
ⅱ)子どもの脳は熱に敏感で、一般に 生後 6 ヶ 月 5 歳まで で 38 以上の発熱時 、熱の上がり際に(② )を起こすことがある。突然意識がなくなり、白目を向いて身体をそるように硬直し、手足を 震
わせ顔色も悪くなるが、ほとんどは 5 分以内に自然に止まる。 発熱時の体温が 38 未満で ある場合は、すぐに(③ )を与えるべきではないので、乳幼児の発熱 の時に こそ 、 早目に( ④ )を与えると 良い 。なお、漢方薬 では( ⑤ )に 「ひきつけ」 の効能・効果がある。
ひきつけを起こした際、 自宅で様子を 見ることもあるが 、生まれて初めてのけいれんや 、 発生時の条件 が 生後 6 ヶ月 5 歳 で 体温が 38 未満 の けいれん であれば、 受診 するように伝え 、( ⑥ )以上続くけいれん発作は救急車 を呼ぶべきである (髄膜炎、急性脳症などの重い病気の 恐れがあるため 。
睡眠時随伴症のうち、 環境の変化 等の ストレスを感じ る出来事の後や 、 刺激を受けすぎた後に 悪夢をみたり夜中に繰り返し目を覚ましたりするのは、レム睡眠から生じる睡眠時随伴症 である 。
一方、眠りに就いてほどなく悲鳴を上げて怖がる(⑦ )と 歩き回 る (⑧ )は、ノンレム睡眠から生じる睡眠時随伴症 である 。鮮明な記憶が残る「悪夢」と異なり、声をかけても反応せず、すぐにまた
入眠し 、本人はこの出来事を思い出すことができないのが特徴 である 。自律神経に主な問題がある睡眠時随伴症に(⑨ )がある。漢方薬の 越婢加朮湯、 越婢加朮附湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、 四君子湯
、( ⑩ )、 苓姜朮甘湯には、この効能・効果がある。

A.小児五疳薬  B.解熱鎮痛薬  C.六味丸(六味地黄丸)  D.甘麦大棗湯 E柴胡清肝湯 F.1 分  G.5分  H. 熱性けいれん I.夜驚症 J.睡眠時遊行症 K.夜尿症(睡眠時遺尿症) L.泣き入りけいれん





















問3.【一般用医薬品の使い分け】
(1)空欄に当てはまる適語を下欄から選びなさい。※①、②、③の解答は順不同。
・「小児五疳薬」の効能効果は製品にもよるが、「小児の神経質、( ① )、かんむし、ひきつけ、かぜひき、( ② )、ねびえ、下痢、消化不良、乳はき、食欲不振、( ③ )」と範囲が広い。
・牛黄とは、ウシの胆嚢中に生じた( ④ )のことである。約2000 年以上も前の薬物書「( ⑤ )」にも記された歴史のある生薬の1つ。
・熊胆とは、クマの胆汁を乾燥させたものである。主成分である( ⑥ )はユウタン特有の胆汁酸であり、他の動物の胆汁酸に比べ優れた効果をもつ。現在はワシントン条約により( ⑦ )、羚
羊角と同様に輸出入が禁止されている貴重な原料である(( ⑧ )は、同条約により輸出国の輸出許可書が必要)。

A.夜なき B.結石 C.胃腸虚弱 D.かぜの熱 E.神農本草経 F.傷寒雑病論 G.沈香 H.ウルソデオキシコール酸 I.麝香 J.人参

















A.抑肝散 B.抑肝散加陳皮半夏 C.柴胡清肝湯 D.小建中湯 E.甘麦大棗湯 F.桂枝加竜骨牡蛎湯 G.柴胡加竜骨牡蛎湯











問4.【患者情報確認・生活スタイル】適当な語句を選びなさい。※①、②と③、④の解答は順不同。
・乳幼児への用法・用量が設定されていても、( ① )、鎮咳去痰薬、( ② )には「2歳未満の乳幼児」に対して、( ③ )、胃腸薬、鎮静薬(生薬のみからなる製剤)、貧血用薬、( ④ )、口腔咽喉(トローチ剤)、内服痔疾用薬、漢方製剤には「1歳未満の乳児」に対して、「医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させること」と明記されている。
・( ⑤ )は、通常、大黄が配合されているため、「体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)」「胃腸が弱く下痢しやすい人」は、相談するよう記載がある。(大黄を配合しない場合には記載不要)
・( ⑥ )は、効能・効果の症状と虫垂炎(他に小腸閉塞なども)を判別する必要があるため、「吐き気・嘔吐のある人」は、相談するよう記載がある。
・甘麦大棗湯は、甘草の量が他の処方に比べて多いため、( ⑦ )には特に注意が必要。

A.かぜ薬 B.解熱鎮痛薬 C.鼻炎用内服薬 D.アレルギー用薬 E.小児五疳薬 F.柴胡加竜骨牡蠣湯 G.桂枝加竜骨牡蛎湯 H. 建中湯 I.偽アルドステロン症 J.発汗傾向の著しい人















問5.【アドバイス】次の小児に関する文章が正しいものには○を、誤っているものには×を記入しなさい。