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令和5年・2023年 登録販売者試験 過去問【人体の働きと医薬品】関西広域ブロック(福井/滋賀/京都/大阪/兵庫/和歌山/徳島)

 2024/09/06 登録販売者試験  

 

人体の働きと医薬品(全20問)

問 61
消化管に関する記述について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a 食道の上端と下端には括約筋があり、胃の内容物が逆流しないように防いでいる。
b 胃で分泌されるペプシノーゲンは、胃酸によりペプシンとなって、脂質を消化する。
c 小腸は全長6~7mの臓器で、十二指腸、回腸、盲腸の3部分に分かれる。
d 大腸内には腸内細菌が多く存在し、腸管内の食物繊維(難消化性多糖類)を発酵分解する。

1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

問61の答え
【正解2】

問 62
肝臓及び胆嚢に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は、大腸で再吸収されて肝臓に戻る。
b 胆汁に含まれるビリルビンは、赤血球中のグロブリンが分解された老廃物である。
c 小腸で吸収されたブドウ糖は、肝臓に運ばれてグリコーゲンとして蓄えられる。
d 胆管閉塞によりビリルビンが循環血液中に滞留すると、黄疸を生じる。

a b c d
1 正 誤 正 誤
2 誤 正 正 誤
3 誤 誤 正 正
4 正 正 誤 誤
5 正 誤 誤 正

問62の答え
【正解3】

問 63
呼吸器系に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 気道は上気道、下気道に分けられ、気管は上気道に含まれる器官である。
b 喉頭の大部分と気管から気管支までの粘膜は、線毛上皮で覆われている。
c 横隔膜や肋間筋によって、肺が拡張・収縮して呼吸運動が行われている。
d 肺胞の壁を介して、二酸化炭素が血液中の赤血球に取り込まれる。

a b c d
1 正 正 誤 正
2 正 正 誤 誤
3 誤 正 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 誤

問63の答え
正解3】

問 64
循環器系に関する記述について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a 四肢を通る動脈には、内腔に向かう薄い帆状のひだが一定間隔で存在する。
b 血管壁の収縮と弛緩は、自律神経系によって制御される。
c 心室には、血液を送り出す側には弁があるが、取り込む側には弁がない。
d 血管系は閉鎖循環系であるのに対して、リンパ系は開放循環系である。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

問64の答え
【正解4】
問 65
血液に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 血液の粘稠性は、主として血漿の水分量や白血球の量で決まる。
b アルブミンは、血液の浸透圧を保持する働きがある。
c 赤血球は、中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、血液全体の約10%を占める。
d リンパ球は、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むと、マクロファージと呼ばれる。a b c d
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 正
3 誤 正 誤 誤
4 正 誤 正 誤
5 誤 誤 正 正

問65の答え
【正解3】

問 66
目に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 眼瞼(まぶた)は、物理的・化学的刺激から目を防護するために、皮下組織が多く厚くできていて、内出血や裂傷を生じにくい。
b 角膜と水晶体の間は、組織液(房水)で満たされ、眼圧を生じさせている。
c 雪眼炎は、赤外線に眼球が長時間曝されることにより、角膜の上皮が損傷を起こした状態である。
d 視細胞が光を感じる反応にはビタミンDが不可欠であるため、ビタミンDが不足すると夜間の視力が低下する夜盲症を生じる。

a b c d
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 正
3 誤 正 誤 誤
4 正 誤 正 誤
5 誤 誤 正 正

問66の答え
【正解3】

問 67
鼻及び耳に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。
b 鼻腔粘膜に炎症が起きて腫れた状態を鼻炎といい、鼻閉(鼻づまり)や鼻汁過多などの症状が生じる。
c 中耳は、外耳と内耳をつなぐ部分であり、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる。
d 内耳は、平衡器官である蝸牛と聴覚器官である前庭の2つの部分からなり、いずれも内部はリンパ液で満たされている。

a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 正
5 正 正 正 正

問67の答え
【正解1】

問 68
皮膚に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 皮膚の主な機能は、身体の維持と保護,体水分の保持、熱交換及び外界情報の感知である。
b 皮膚は、表皮、真皮、皮下組織からなり、このうち皮下組織は、角質細胞と細胞間脂質で構成されている。
c メラニン色素は、真皮の最下層にあるメラニン産生細胞で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
d 体温調節のための発汗は全身の皮膚に生じるが、精神的緊張による発汗は手のひらや足底、脇の下、顔面などの限られた皮膚に生じる。[/su_spoiler]

a b c d
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 誤
3 誤 正 正 正
4 正 誤 誤 正
5 誤 正 誤 正

問68の答え
【正解4】

問 69
骨組織に関する記述について、(  )の中に入れるべき字句の正しい組合せを一つ選べ。
骨は生きた組織であり、( a )と骨形成が互いに密接な連絡を保ちながら進行し、これを繰り返すことで( b )が行われる。骨組織の構成成分のうち、( c )は、骨に硬さを与える役割をもつ。
1 a骨吸収  b骨の新陳代謝  c無機質
2 a骨吸収  b骨の新陳代謝  c有機質
3 a骨吸収  b造血      c有機質
4 a骨代謝  b造血      c無機質
5 a骨代謝  b骨の新陳代謝  c有機質

問69の答え
【正解1】

問 70
脳や神経系の働きに関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 中枢神経系は脳と脊髄から構成され、脳は脊髄と延髄でつながっている。
b 脳における血液の循環量は、心拍出量の約15%、ブドウ糖の消費量は全身の約25%、酸素の消費量は全身の約20%と多い。
c 末梢神経系は、脳や脊髄から体の各部に伸びており、体性神経系と自律神経系に分類されている。
d 自律神経系は、交感神経系と副交感神経系からなり、各臓器・器官でそれぞれの神経線維の末端から神経伝達物質と呼ばれる生体物質を放出している。

a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 正
5 正 正 正 正

問70の答え
【正解5】

登販の継続的研修(外部研修)受講は義務

継続的研修(外部研修)受講義務となっております。
当協会のeラーニング継続的研修(外部研修)のご受講をお待ちしております。
後援:厚生労働省、大阪府健康医療部薬務課、大阪府薬剤師会

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問 71
内服薬の有効成分の吸収に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ
a 内服薬のほとんどは、その有効成分が消化管の中でも主に大腸で吸収される。
b 消化管からの有効成分の吸収は、一般に、濃度の低い方から高い方へ能動的に取り込まれる現象である。
c 有効成分の吸収量や吸収速度は、消化管内容物や他の医薬品の作用によって影響を受ける。
d 全身作用を目的としない内服薬の中には、有効成分が消化管で吸収されて循環血液中に移行することで、好ましくない作用を生じるものもある。

a b c d
1 正 正 正 正
2 誤 誤 正 正
3 誤 誤 誤 正
4 正 正 誤 誤
5 正 誤 正 誤

問71の答え
【正解2】

問 72
薬の代謝、排泄に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 有効成分が体内で代謝を受けると、作用を失ったり、作用が現れたり、あるいは体外へ排泄されやすい水溶性の物質に変化する。
b 経口投与後、消化管で吸収された有効成分は、全身循環に入る前に門脈を経由して肝臓を通過するため、まず肝臓で代謝を受ける。
c 肝機能が低下した人では、正常な人に比べて全身循環に到達する有効成分の量が多くなり、効き目が過剰に現れることがある。
d 有効成分と血漿タンパク質との複合体は、腎臓で濾過されやすくなり、尿中へ速やかに排泄される。

a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 正
5 正 正 正 正

問72の答え
【正解1】

問 73
内服用医薬品の剤形及びその一般的な特徴に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 錠剤は、飛散せずに服用できる点や、有効成分の苦味や刺激性を口中で感じることなく服用できる点が主な特徴である。
b 腸溶錠は、腸内での溶解を目的として錠剤表面をコーティングしているため、水とともに服用してはならない。
c 経口液剤は、有効成分の血中濃度が上昇しやすいため、習慣性や依存性がある成分が配合されている場合、不適正な使用がなされることがある。
d カプセル剤は、カプセル内に散剤や顆粒剤、液剤等を充填した剤形であり、水なしで服用してもよい。

a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 誤 正 誤
3 正 正 誤 正
4 正 誤 誤 誤
5 誤 誤 誤 誤

問73の答え
【正解2】

問 74
外用薬の剤形及びその一般的な特徴に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 軟膏剤は、油性基剤に水分を加えたもので、患部を水で洗い流したい場合に用いる。
b クリーム剤は、油性の基剤で皮膚への刺激が弱く、適用部位を水から遮断したい場合に用いる。
c 外用液剤は、軟膏剤やクリーム剤に比べて、適用部位が乾きにくいという特徴がある。
d 貼付剤は、適用部位に有効成分が一定時間留まるため、薬効の持続が期待できる。

a b c d
1 正 正 誤 誤
2 誤 正 正 誤
3 誤 誤 正 正
4 誤 誤 誤 正
5 正 誤 誤 誤

問74の答え
【正解4】

問 75
全身的に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a ショック(アナフィラキシー)は、発症後の進行が非常に速やかな(通常、2時間以内に急変する。)ことが特徴である。
b 医薬品により生じる肝機能障害は、有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因の中毒性のものに限定される。
c 偽アルドステロン症は、体内にカリウムが貯留し、ナトリウムと水が失われることによって生じる病態である。
d ステロイド性抗炎症薬や抗癌薬などの使用は、易感染性をもたらすことがある。

a b c d
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 誤
3 誤 正 正 正
4 正 誤 誤 正
5 誤 正 誤 正

問75の答え
【正解4】

問 76
精神神経系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 医薬品の副作用として現れる精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の不適正な使用がなされた場合に限って発生する。
b 眠気を催すことが知られている医薬品を使用した後は、乗物や危険な機械類の運転操作に従事しないよう十分注意することが必要である。

c 医薬品の副作用による無菌性髄膜炎では、早期に原因医薬品の使用を中止した場合でも、予後不良となることがほとんどである。
d 医薬品の副作用による無菌性髄膜炎は、過去に軽度の症状を経験した人の場合、再度、同じ医薬品を使用することにより再発し、急激に症状が進行する場合がある。

a b c d
1 誤 正 正 誤
2 誤 正 誤 正
3 誤 誤 誤 正
4 正 正 誤 誤
5 正 誤 正 誤

問76の答え
【正解2】

問 77
消化器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 消化性潰瘍とは、胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されているが、粘膜組織の欠損は粘膜筋板を超えない状態をいう。
b 医薬品の副作用による消化性潰瘍は、必ず自覚症状があり、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐きけ、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状が現れる。
c イレウス様症状が悪化すると、腸内細菌の異常増殖によって全身状態の衰弱が急激に進行する可能性がある。
d イレウス様症状は、下痢治癒後の便秘を放置すると、症状を悪化させてしまうことがある。

a b c d
1 正 誤 正 誤
2 誤 正 正 誤
3 誤 誤 正 正
4 正 正 誤 誤
5 正 誤 誤 正

問77の答え
【正解3】

問 78
呼吸器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 間質性肺炎は、気管支又は肺胞が細菌に感染して炎症を生じたものである。
b 医薬品の副作用による間質性肺炎は、一般的に、医薬品の使用開始から数か月後に発症することが多い。
c 医薬品の副作用による間質性肺炎は、かぜや気管支炎の症状と明らかに異なるため、区別がつきやすい。
d 医薬品の副作用による喘息の症状は、時間とともに悪化し、顔面の紅潮や目の充血、吐きけ、腹痛、下痢等を伴うこともある。

a b c d
1 正 正 誤 誤
2 誤 正 正 誤
3 誤 誤 正 正
4 誤 誤 誤 正
5 正 誤 誤 誤

問78の答え
【正解4】

問 79
循環器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a うっ血性心不全とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる病態である。
b 不整脈の種類によっては失神(意識消失)することもあり、その場合には自動体外式除細動器(AED)の使用を考慮するとともに、直ちに救急救命処置が可能な医療機関を受診する必要がある。
c 医薬品の副作用としての不整脈は、代謝機能の低下によってその発症リスクが高まることがあるので、腎機能や肝機能の低下、併用薬との相互作用等に留意するべきである。
d 高血圧や心臓病等、循環器系疾患の診断を受けている人は、心臓や血管に悪影響を及ぼす可能性が高い医薬品を使用してはならない。

a b c d
1 正 誤 正 誤
2 正 誤 誤 正
3 誤 正 正 正
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 正

問79の答え
【正解3】

問 80
感覚器系に現れる医薬品の副作用に関する記述について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a コリン作動成分が配合された医薬品によって、眼圧が上昇することがある。
b 眼圧の上昇に伴って、頭痛や吐きけ・嘔吐等の症状が現れることもある。
c 高眼圧を長時間放置すると、視神経が損傷して視野欠損といった視覚障害に至るおそれがあるが、この症状は可逆的である。
d 瞳の拡大(散瞳)を生じる可能性のある成分が配合された医薬品を使用した後は、乗物や機械類の運転操作を避けなければならない。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

問80の答え
【正解4】

 

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業界紙「薬事日報社」発行の團野 浩先生監修「登録販売者試験テキスト」に基づいた講座です。登録販売者試験の出題範囲である「試験問題の作成に関する手引き」(厚生労働省HP公表)の内容をすべて漏らさず、わかりやすく解説した試験対策用テキストなので、この″手引き″に沿った学習が合格の近道です。全日本医薬品登録販売者協会の認定講座です。

実施機関:(公社)全日本医薬品登録販売者協会
協力機関:(一社)大阪府医薬品登録販売者協会

 

 

 

 

 

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