令和5年度第1回eラーニング 「排尿障害」 令和5年度第1回研修 「排尿障害」 ●動画研修終了後、確認テストを行い「確定」ボタンを押し送信してください。 その後、メールにて解答解説URL・受講印URLをお知らせいたします。 テキストは下記よりダウンロードできます。 ・1ページごとPDF形式 ・4ページ集約PDF形式 登録販売者生涯学習研修確認テスト 「排尿障害」 確認テストPDF形式(ダウンロード) 販売従事者番号 ※ 氏名 ※ 姓: 名: メールアドレス ※ 問1.【受診勧奨】受診勧奨が適当なら○,セルフメディケーションが可能なら×を記入して下さい. ⑴ 受診を勧めるべき生命やQOLの低下に関わる緊急性の高い重大な症状ではないか? 問1① ※ 尿意があるのに、尿が全く出なくて苦しい 〇✕ 問1⑴ ② ※ 中高年の女性:急に尿が出にくくなった(又は尿失禁するようになった)。脊柱管狭窄症と言われていて、ここ数日とくに悪く、歩き続けることができない。関係あるのだろうか? 〇✕ 問1⑴ ③ ※ 昨夜、主人が両腕を振るわせてうめいている声に気づき、顔を叩いて呼びかけましたら、間もなく発作は収まって目が覚めたのですが,尿失禁していたのです。 〇✕ (2) その他,受診を勧めるべき症状ではないか? 問1 ⑵① ※ 日中は気にならないが,就寝後は尿量が多くなった。 〇✕ 問1 ⑵② ※ 特に痛みはないが、血尿が出た! 〇✕ 問1 ⑵③ ※ しばらく前から膀胱に尿がたまると下腹部痛が強くなり,排尿すると楽になる。 〇✕ 問1 ⑵④ ※ 急に尿がしたくなり、我慢できずに漏れて生活に支障が出ている。排尿困難も、腹圧をかけた時に漏れるということも、身体が不自由でトイレに間に合わないということもない。 〇✕ 問1 ⑵⑤ ※ 最近、おしっこが出にくくなることがある。病院で処方された胃薬のせいだろうか? 〇✕ 問2.【セルフメディケーションでも対応できる排尿障害】空欄に当てはまる適語を下欄から選んで下さい. 膀胱炎や前立腺炎による頻尿や残尿感等の軽症と尿失禁が問題にならない程度の過活動膀胱が主な範囲と考えられる。生活に支障のある排尿困難は受診勧奨し、男性には前立腺がんのチェック(PSA 値測定)を勧める。 A.フラボキサート塩酸塩 B.漢方製剤 C.骨盤底筋体操 D.大腰筋体操 E.ウワウルシ F.ジュウヤク 問2① ※ ( ① )の効能・効果には排尿困難、頻尿、夜間尿、多尿、残尿感、軽い尿漏れ、排尿痛、尿のにごり、夜尿症がある。 ABCDEF 問2② ※ 女性における頻尿・残尿感には、膀胱機能を調整し,過敏な状態を改善する( ② )の効果が期待できる。 ABCDEF 問2③ ※ 加齢や出産で骨盤底筋群が緩み、腹圧がかかると漏れる腹圧性尿失禁は、( ③ )で、かなりの改善が期待できる。 ABCDEF 問2④ ※ ( ④ )は、利尿作用と尿路の殺菌消毒効果により、残尿感,排尿に際し不快感のあるものに使用できる。 ABCDEF 問3.【一般用医薬品の使い分け】 (1)次の排尿障害に関わる効能・効果を持つ,承認基準に基づく漢方製剤を下欄から選んで下さい. A.六味丸 B.八味地黄丸 C.清心蓮子飲 D.小建中湯 E.五淋散 F.竜胆瀉肝湯 G.猪苓湯 H.猪苓湯合四物湯 問3 ⑴ ① ※ 体力中等度のものの次の諸症:頻尿、排尿痛、残尿感、尿のにごり ABCDEFGH 問3 ⑴ ② ※ 体力中等度以下で、胃腸が弱く、全身倦怠感があり、口や舌が乾き、尿が出しぶるものの次の諸症:残尿感、頻尿、排尿痛、尿のにごり、排尿困難、こしけ ABCDEFGH 問3 ⑴ ③ ※ 体力に関わらず使用でき、排尿異常があり、ときに口が渇くものの次の諸症:排尿困難、排尿痛、残尿感、頻尿、むくみ ABCDEFGH 問3 ⑴ ④ ※ 体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく、尿量減少又は多尿で、ときに口渇があるものの次の諸症:下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、かゆみ、排尿困難、残尿感、夜間尿、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)、軽い尿漏れ ABCDEFGH 問3 ⑴ ⑤ ※ 体力中等度以上で、下腹部に熱感や痛みがあるものの次の諸症:排尿痛、残尿感、尿のにごり、こしけ、頻尿 ABCDEFGH (2)次の夜尿症に関わる効能・効果を持つ,承認基準に基づく漢方製剤を下欄から選んで下さい. A.六味丸 B.八味地黄丸 C.越婢加朮湯 D.小建中湯 E.四君子湯 F.桂枝加竜骨牡蛎湯 G.苓姜朮甘湯 問3 ⑵① ※ 体力中等度以上で、むくみがあり、のどが渇き、汗が出て、ときに尿量が減少するものの次の諸症:むくみ、関節のはれや痛み、関節炎、湿疹・皮膚炎、夜尿症、目のかゆみ・痛み ABCDEFG 問3 ⑵② ※ 体力中等度以下で、疲れやすく、神経過敏で、興奮しやすいものの次の諸症:神経質、不眠症、小児夜泣き、夜尿症、眼精疲労、神経症 ABCDEFG 問3 ⑵③ ※ 体力虚弱で、痩せて顔色が悪くて、食欲がなく、疲れやすいものの次の諸症:胃腸虚弱、慢性胃炎、胃のもたれ、嘔吐、下痢、夜尿症 ABCDEFG 問3 ⑵④ ※ 体力虚弱で、疲労しやすく腹痛があり、血色がすぐれず、ときに動悸、手足のほてり、冷え、ねあせ、鼻血、頻尿および多尿などを伴うものの次の諸症:小児虚弱体質、疲労倦怠、慢性胃腸炎、腹痛、神経質、小児夜尿症、夜泣き ABCDEFG 問3 ⑵⑤ ※ 体力中等度以下で、疲れやすくて尿量減少又は多尿で、ときに手足のほてり、口渇があるものの次の諸症:排尿困難、残尿感、頻尿、むくみ、かゆみ、夜尿症、しびれ ABCDEFG 問4.【患者情報確認・生活スタイル】一般用医薬品の添付文書に照らして,最も適当な語句を選んで下さい. ・( ① )には弱い抗コリン作用があるので、使用上の注意は一般の抗コリン成分に準ずるが、膀胱平滑筋に対する作用は抗コリン成分やパパベリンとは異なり、正常排尿力を保持するため「排尿困難」の記載はない.動物実験で胎児毒性の報告あり「妊婦又は妊娠していると思われる人」は安全性確認が不十分なため服用できない。「授乳中の人」は乳汁移行に関するデータがないため相談事項に記載されている.重篤な副作用報告にショック(アナフィラキシー),肝機能障害があり,後者のため「肝臓病」の診断を受けた人は相談することになっている.アルコールは一般に薬物の吸収や代謝に影響を与えるとともに,本剤の肝障害の副作用を増強させるおそれもあるので,「飲酒しないこと」とある. ・( ② )は補陽薬であるから、これを配合している八味地黄丸や( ③ )は、のぼせが強く赤ら顔で体力の充実している人がお求めの場合には注意が必要である。 ・( ④ )は補陰薬であるから、これを配合している五淋散、猪苓湯合四物湯、竜胆瀉肝湯、ほとんどの地黄丸類は、「胃腸が弱く下痢しやすい人」は相談するよう記載されているが、八味地黄丸及び( ⑤ )は「胃腸の弱い人」も「下痢しやすい人」も服用しないように記載されている。 ・( ⑥ )はエフェドリンを含む発汗解表薬であるから、これを配合している( ⑦ )を販売する際には、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人、高齢者、むくみや排尿困難のある人、高血圧、心臓病、腎臓病又は甲状腺機能障害の診断を受けた人かどうかを確認し、適切な指導をする必要がある。 ・五淋散、( ⑧ )、清心蓮子飲、竜胆瀉肝湯、越婢加朮湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、四君子湯、苓姜朮甘湯等には1 日量1g 以上の甘草が配合されているので、「偽アルドステロン症,ミオパチー」関連の注意が必要。 A.ジフェンヒドラミン塩酸塩 B.フラボキサート塩酸塩 C.ウワウルシ D.カゴソウ E.ブシ F.マオウ G.ジオウ H.牛車腎気丸 I.六味丸(六味地黄丸) J.知柏地黄丸 K.小建中湯 L.越婢加朮湯 問4① ※ ABCDEFGHIJKL 問4② ※ ABCDEFGHIJKL 問4③ ※ ABCDEFGHIJKL 問4④ ※ ABCDEFGHIJKL 問4⑤ ※ ABCDEFGHIJKL 問4⑥ ※ ABCDEFGHIJKL 問4⑦ ※ ABCDEFGHIJKL 問4⑧ ※ ABCDEFGHIJKL 問5.【アドバイス】次の文章が正しいものには○を,誤っているものには×を,解答欄に記入して下さい. 問5① ※ 前立腺肥大症と前立腺がんは別の場所で発生する病気である。 〇✕ 問5② ※ お客様が排尿障害のため、テレビや新聞で宣伝しているのカタカナ名のお薬をご指名になられたが、同じ目的で漢方薬を服用していないか必ず確認する。 〇✕ 問5③ ※ 漢方医学において、水の代謝や生命エネルギーの貯蔵を担うのは「肺」である。 〇✕ 問5④ ※ 残尿感や排尿痛があるときには水分を十分摂ってしっかり排尿し、冷やさないようにすることが大切です。 〇✕ 問5⑤ ※ 夜尿症は、睡眠によって尿意に気付かないことが原因です。 〇✕