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【登録販売者のまめ知識】子どもが喜んで飲む!おすすめ服薬ゼリー9選【選び方&使い方ガイド】

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子どもは体調を崩しやすく、風邪や発熱、咳などの症状に悩まされることがよくあります。そんな時、薬を使って症状を軽減することが大切ですが、子どもが薬を飲むのが難しいこともありますよね。そんな時に活躍するのが「服薬ゼリー」です。薬を飲ませやすくするための強い味方として、役立つ服薬ゼリーをご紹介します。

服薬ゼリー選びのポイント

服薬ゼリーを選ぶ際には、以下の3つのポイントを押さえることが重要です。

1. 味の種類を重視

子どもは味の好みが大人より強く影響します。服薬ゼリーにもさまざまな味があり、子どもが好きな味を選んであげることで、薬を飲みやすくすることができます。薬を飲ませるストレスを減らすために、人気のフルーツ味などを選ぶと良いでしょう。

2. 衛生面を重視

服薬ゼリーには、1回分ずつ使えるスティックタイプや、200g程度の大容量が入ったスパウトパウチタイプがあります。外出時や薬の服用頻度が少ない場合は、衛生的に使いやすいスティックタイプをおすすめします。スティックタイプは、1回使い切りなので衛生的で、持ち運びにも便利です。

3. 苦みのある薬を対策

抗生物質など、一部の薬は苦味が強いため、子どもが飲むのに苦労することがあります。そんな時には、苦みを抑える効果がある服薬ゼリーを活用しましょう。しかし注意点として、苦い薬に使用されているコーティングが酸性のゼリーと一緒に摂取すると、コーティングが剥がれ、余計に苦くなってしまう場合があります。これを避けるために、苦みが少ないゼリーを選ぶことがポイントです。

服薬ゼリーは、子どもに薬を飲ませやすくするための便利なアイテムですが、選ぶ際には味や衛生面、薬の特性に応じたものを選ぶことが重要です。登録販売者として、お客様に適切なアドバイスができるように、服薬ゼリーの種類や使い方をしっかり理解しておくことが求められます。

【厳選】おすすめの服薬ゼリー 9選

子どもや高齢者が薬を服用する際、薬の味や飲み込みやすさが重要なポイントとなります。服薬ゼリーは、薬を飲ませやすくするための頼れるアイテムですが、選び方や使用方法を理解していると、より効果的にアドバイスができます。今回は、現場で役立つ服薬ゼリーのおすすめを3つのポイント別にご紹介します。

ポイント①:味の種類を重視した服薬ゼリー 3選

子どもが薬を飲みやすくするために、好きな味を選ぶことが大切です。以下のゼリーは、人気の味を取り入れたおすすめアイテムです。

1. おくすり飲めたね(ぶどう味)
  • おすすめの方:ぶどう味が好きな方、アレルギーに配慮が必要な方
  • 特徴:ぶどう色で薬が見えにくく、薬を飲むのが苦手な子どもでも安心して飲めます。アレルギー物質を使用しておらず、離乳食中期から使用可能です。
2. お薬じょうず服用ゼリー(りんご味)
  • おすすめの方:りんご味が好きな方、少量で使いたい方
  • 特徴:さっぱりとしたリンゴ風味で、ゼリーの中で薬を包み込みます。水分分離を防ぐ設計で、無駄なく使用できます。
3. おくすり飲めたね(いちご味)
  • おすすめの方:いちご味が好きな方、添加物が気になる方
  • 特徴:果汁や保存料を使用せず、薬の作用を妨げない設計。子どもが好むいちご味で、錠剤や粉薬の服用にも対応します。

ポイント②:衛生面を重視した服薬ゼリー 3選

衛生面を考慮し、1回使い切りの便利なスティックタイプの服薬ゼリーを紹介します。

1. FCおくすりレンジャー(フルーツパック)
  • おすすめの方:さまざまな味を楽しみたい方、薬の服用に飽きがちな方
  • 特徴:ぶどう、いちご、メロンの3種類の味を楽しめるスティックタイプ。携帯にも便利で、毎回異なる味を楽しみながら服薬できます。
2. おくすり飲めたね スティックタイプ(ぶどう味)
  • おすすめの方:1回使い切りで使用したい方、薬を見せたくない方
  • 特徴:薬の味や匂いを感じにくく、子どもが飲みやすい設計です。無果汁、砂糖不使用で、持ち運びや保存にも便利です。
3. らくらく服薬ゼリー スティックタイプ
  • おすすめの方:カロリーを気にされている方、唾液の分泌が少ない方
  • 特徴:低カロリー、ノンカフェイン、ノンシュガーで、高齢者やカロリー制限が必要な方にも対応。レモン味で唾液が出やすく、飲み込みやすくなります。

ポイント③:抗生剤などの苦みの対策を重視した服薬ゼリー 3選

苦味が強い薬でも飲みやすくなるように設計された服薬ゼリーを紹介します。

1. お薬じょうず服用ゼリー 顆粒タイプ
  • おすすめの方:粉薬を服用させたい方、苦味が強い薬を服用させたい方
  • 特徴:いちご風味のゼリーで、水を加えるだけで簡単に服薬ゼリーを作れます。苦みが増さない中性タイプで、粉薬を飲ませる際にも安心です。
2. おくすり飲めたね スティックタイプ(チョコ風味)
  • おすすめの方:苦味が強い薬を飲ませたい方、酸性のゼリーが使用できない方
  • 特徴:チョコ風味で、苦味を感じにくく、薬を飲みやすくします。中性のため、酸性の薬にコーティングが壊れる心配もありません。
3. FCおくすりレンジャー スイーツパック
  • おすすめの方:抗生剤を使いたい方、添加物に敏感な方
  • 特徴:中性域のオブラートで、抗生剤にも適応。人工甘味料、保存料、合成着色料を使用しておらず、より自然な飲みやすさを実現しています。
これらの服薬ゼリーを選ぶ際のポイントは、子どもや高齢者の服薬をサポートするために非常に重要です。現場でのアドバイスに役立つ知識として、ぜひ参考にしていただき、お客様に適切な提案を行ってください。

使用時のポイントと注意点

服薬ゼリーは、薬を飲むのが苦手な方にとって便利なアイテムです。現場で役立つ服薬ゼリーの使用時のポイントや注意点を理解しておくことで、お客様に適切なアドバイスができます。今回は、使用時のポイント、注意すべき事項、副作用の有無などについてご紹介します。

使用時のポイント

服薬ゼリーを上手に使うためのポイントは、薬を包んだゼリーを噛まずに飲み込むことです。ゼリーを噛んでしまうと、薬の効果が早く出ない場合があるため、しっかりと飲み込むことが重要です。

また、お水だけでは飲みづらい時に服薬ゼリーを使用すると、薬が飲みやすくなります。しかし、ゼリーは適量を守って使用するようにしましょう。過剰に摂取すると、お腹が緩くなることがあるため、必要量以上の服用は避けることが大切です。

副作用はあるの?

服薬ゼリーは基本的に食品に分類されているため、副作用はありませんが、服薬ゼリー自体に問題があった場合は、別の原因が考えられます。特に一緒に使用している薬の副作用が影響していることが多いため、薬を服用後に異常を感じた場合は、その薬の副作用の可能性を考慮しましょう。

また、離乳食を開始した時期から使用が可能ですが、ゼリー状の物が食べられる状態であることが条件です。さらに、服薬ゼリーに果糖などが含まれている場合があるため、糖尿病を治療中の方は、使用前に必ず医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

こんなときは病院へ

服薬ゼリーを使用している際、薬を服用した後に体調が悪くなった場合や、副作用が疑われる症状が現れた場合は、すぐに病院に相談することが重要です。特に、薬を一定期間服用しても症状が改善しない場合や、体調に変化が見られる場合も、早めに医師に相談しましょう。

服薬ゼリーは、薬を飲むのをサポートするための便利なアイテムですが、使用時の注意点を守ることが重要です。現場でお客様に最適なアドバイスを行い、安心して使用できるようサポートしていきましょう。

まとめ

子どもに服薬ゼリーを使う際は、味や衛生面、薬の種類に合わせて選ぶことが重要です。好まれる味(りんご、ぶどう、いちごなど)や、持ち運びに便利なスティックタイプなど、さまざまな選択肢があります。苦い薬を飲ませる時には、特に味を感じにくくする工夫がされているゼリーを選ぶと良いでしょう。また、服薬ゼリーは体調や体質に合わせて適量を使用することが大切です。

服薬ゼリーを選ぶ際のポイントを押さえて、子どもが薬をスムーズに飲めるようサポートすることができます。現場でお客様に安心して使用できる製品を提案し、効果的な服薬をサポートしていきましょう。


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