令和7年度第1回eラーニング「皮膚の損傷」 令和7年度第1回研修 「皮膚の損傷」 ●動画研修終了後、確認テストを行い「確定」ボタンを押し回答を送信してください。 その後、メールにて解答解説URL・受講印URLをお知らせいたします。 テキストは下記よりダウンロードできます。 ・1ページごとPDF形式 ・4ページ集約PDF形式 登録販売者生涯学習研修確認テスト 「皮膚の損傷」 確認テストPDF形式(ダウンロード) 販売従事者番号 ※ 氏名 ※ 姓: 名: メールアドレス ※ 問1.【受診勧奨】受診勧奨が適当と思われる症状には○、セルフメディケーション可能なら×を記入して下さい (1) 受診を勧めるべき生命に関わる重大なやけど又はキズではないか? 問1⑴ ① ※ 異物が深く刺さってしまった。 〇✕ 問1⑴ ② ※ 主人が口を開けにくく、ものの飲み込みが困難になった。数日前、庭でけがをし、消毒薬で消毒しているが、副作用だろうか? 〇✕ 問1⑴ ③ ※ 傷の周辺が赤く腫れ、上から触ると雪を踏むような感触がする。肉汁様の分泌物は腐敗臭を伴う。 〇✕ 問1.(2) その他、受診を勧めるべきやけど又はキズではないか? 問1 ⑵① ※ 朝起きたら足に水ぶくれができていた。就寝中に使用していたアンカと関係が? 〇✕ 問1 ⑵② ※ 傷口は閉じたが、広い範囲がぼんやり赤く硬くなって腫れて熱感があり、痛みだした。 〇✕ 問1 ⑵③ ※ 80代の母だが、食べる量が減って痩せ、仙骨周辺の皮膚がただれている。肉芽の色はきれいな赤色ではなく、黄色や黒ずんだ部分もあってなかなか治らない。 〇✕ 問1 ⑵④ ※ 飼い主不明の犬にかまれた。 〇✕ 問2.【セルフメディケーションでも対応できるやけど及びキズ】空欄に当てはまる適語を下欄から選んで下さい。 ・一般に創傷は、病原微生物が一定の数以下であれば、化膿などの感染症の心配はないので、範囲が狭く浅いキズ又はやけど(水ぶくれもない)の場合、キズは水道水でよく洗って汚れを落し※、やけどは痛みが和らぐまで流水で冷やす。キズから血が流れ出ている場合は、できるだけ出血部位を心臓より高くして( ① )止血する。いずれも( ② )ことで修復のメカニズムがはたらいて早くきれいに治る。 感染を起こすと、傷口の周りが赤くなっていたり、ズキズキした痛みが続いたり、膿を持っていたり、熱や腫れ等の異常が認められる。この場合には( ③ )を使用する必要がある。 ・ハイドロコロイド絆創膏の使用中は、キズが感染していないか( ④ )に1回は観察し、用法に従って貼り替える。そのたびにキズを水道水で洗い、あせもを予防する。キズが治った後は色素沈着を避けるため、しばらくは紫外線に注意。 ※:取りきれない異物は、傷の治りを遅くしたり、感染や美容的な問題の原因になったりするため、局所麻酔をして取り除くので受診勧奨。キズの中に消毒薬やクリーム(界面活性剤)を入れると組織を傷付けて治りを遅くする。 A.圧迫して B.止血帯で C.乾燥させる D.乾燥を防ぐ E.最低5日 F.最低2,3日 G.殺菌消毒薬 H.抗菌性物質製剤 I.ステロイド性抗炎症剤 問2① ※ ABCDEFGHI 問2② ※ ABCDEFGHI 問2③ ※ ABCDEFGHI 問2④ ※ ABCDEFGHI 問3.【やけど及びキズの手当てに用いる成分の特徴】 (1) 消毒成分の特徴に対応する成分をA~Hから選んで下さい。 ・手当てのための器具の他、物の消毒では、80℃で10分間の熱水消毒で、芽胞以外の一般細菌及びウイルスを感染可能な水準以下に死滅又は不活化できる。消毒薬は消毒用アルコールが広く使われているが、芽胞の消毒となると液の付着や蒸気の暴露に注意を要する( ① )か、金属腐食性や漂白作用のある( ② )が必要。 ・基本的に、キズのうち「創」については、消毒薬使用は適応がないので、消毒よりもよく水で洗い、止血して受診。キズを洗うための水の確保が不確実な場合を想定して予め用意する場合、( ③ )の消毒効果は小さいものの発泡作用による洗浄効果は価値がある。「傷(しょう)」の最適な治療ができない場合において、色を気にしないなら、( ④ )が様々な病原性微生物に対して消毒効果が高く、刺激も少ない。( ⑤ )は、インスリン注射時の様なキズの無い場所の消毒に用いるのには優れている。 A.クロルヘキシジングルコン酸塩 B.グルタラール C.アクリノール D.消毒用アルコール E.次亜塩素酸ナトリウム F.ポビドンヨード G.オキシドール H.ベンザルコニウム塩化物 問3 ⑴ ① ※ ABCDEFGH 問3 ⑴ ② ※ ABCDEFGH 問3 ⑴ ③ ※ ABCDEFGH 問3 ⑴ ④ ※ ABCDEFGH 問3 ⑴ ⑤ ※ ABCDEFGH 問3.(2) やけど又は日焼けに用いる成分の特徴に対応する成分をA~Eから選んで下さい。 ・( ① )は亜鉛華軟膏やチンク油の成分で、収れん作用により患部の分泌液を吸収して乾燥させる。紫外線散乱剤にも配合され、( ② )がUVBをより防御するのに対して、(①)は皮膚深部に影響が及ぶUVAをより防御する。 ・( ③ )は、「皮ふの保護、日焼けの炎症の防止、火傷、かぶれ」の効能・効果を持つ。 ・( ④ )製剤は、「傷・火傷のあとの皮膚のしこり・つっぱり(顔面を除く)」の効能・効果がある。 ・抗菌剤のうち、( ⑤ )製剤に「外傷・火傷などの化膿予防」の効能・効果が標榜されている。抗菌成分とステロイド性抗炎症成分を同時配合している製剤に「火傷」の効能・効果はない。 A.日本薬局方オリブ油 B.酸化亜鉛 C.酸化チタン D.ステロイド性抗炎症成分 E.ヘパリン類似物質 F.ノニル酸ワニリルアミド G.コリスチン硫酸塩・バシトラシン H.テトラサイクリン塩酸塩 問3 ⑵① ※ ABCDEFGH 問3 ⑵② ※ ABCDEFGH 問3 ⑵③ ※ ABCDEFGH 問3 ⑵④ ※ ABCDEFGH 問3 ⑵⑤ ※ ABCDEFGH 問4.【患者情報確認・生活スタイル】一般用医薬品のやけど、日焼け、キズに用いる成分名のうち、使用上の注意に照らして最も適当なものを選んで下さい。 A.ポビドンヨード B.フラジオマイシン硫酸塩 C.ヘパリン類似物質 D.アルコール E.次亜塩素酸ナトリウム F.ステロイド性抗炎症成分 問4① ※ ( ① )は、刺激性があり、引火する。脱脂作用が強いので、手荒れに注意する。 ABCDEF 問4② ※ ( ② )を皮膚に用いることはしないが、包帯などの消毒には使用する機会がある。金属に対する強い腐食性があること、酸性条件で有毒な塩素ガスを発生する。 ABCDEF 問4③ ※ ( ③ )、カナマイシン等のアミノグリコシド系抗生物質は、長期の連用による腎障害や難聴の副作用が知られている。 ABCDEF 問4④ ※ ( ④ )は、免疫抑制作用があるので、継続的な使用により皮膚感染症を誘発したり、増悪したりするおそれがある。 ABCDEF 問4⑤ ※ ( ⑤ )は、血液凝固を抑制する作用があるため、出血しやすい人、出血が止まりにくい人、出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病など)を持つ人は使用できない。 ABCDEF 問4⑥ ※ ( ⑥ )は、衣類への着色に注意を要する他、ショック(アナフィラキシー)の報告があるので、ヨウ素過敏症については確認する必要がある。 ABCDEF 問5.【アドバイス】次の文章が正しいものには○を、誤っているものには×を、解答用紙に記入して下さい。 問5① ※ ハイドロコロイド絆創膏を貼る前に、化膿を防ぐため、殺菌・消毒剤を併用するとよいですよ。 〇✕ 問5② ※ ハイドロコロイド絆創膏をはがしたとき、患部の液が透明で無臭のゲル状ではなく、淡黄色でねばねばしていて臭いがあるなら、使用を中止して受診してください。 〇✕ 問5③ ※ やけどの初期治療では、受傷後ただちに冷やすことが最も重要で、流水で15~30分程度冷やすと効果的です。患部が広範囲な場合、小児や高齢者では長く広範囲を冷やすと体温低下(低体温症)を起こすことがあるので、十分注意しながら冷やしてください。 〇✕ 問5④ ※ 消毒薬は、石鹸が残っていると効果が弱まることがあります。 〇✕ 問5⑤ ※ 糖尿病の人、血行障害のある人、副腎皮質ステロイドや免疫抑制薬を長期服用している人は、感染症を起こしたり傷が治りにくかったりします。 〇✕