令和6年度第2回eラーニング 「皮膚の痒み、肌荒れ」 令和6年度第2回研修 「皮膚の痒み、肌荒れ」 ●動画研修終了後、確認テストを行い「確定」ボタンをクリックし、その後、登録内容確認「確定」ボタンをクリックして送信してください。 その後、メールにて解答解説URL・受講印URLをお知らせいたします。 テキストは下記よりダウンロードできます。 ・1ページごとPDF形式 ・4ページ集約PDF形式 テスト準備テキスト ・1ページごとPDF形式 ・4ページ集約PDF形式 登録販売者生涯学習研修確認テスト 「皮膚の痒み、肌荒れ」 確認テストPDF形式(ダウンロード) 販売従事者番号 ※ 氏名 ※ 姓: 名: メールアドレス ※ 問1.【受診勧奨】受診勧奨が適当な症状には○を記入して下さい。 (1) 受診を勧めるべき生命やQOLの低下に関わる緊急性の高い重大な症状ではないか? 問1⑴ ① ※ 発疹はないが、体が痒い。皮膚や白眼の部分が黄色くなっている。尿の色も濃くて泡立つ。 〇✕ 問1⑴ ② ※ 尿量が減って浮腫みっぽい。発疹はないが全身痒く、だるさがあり、気持ちも悪い。 〇✕ (2) その他、受診を勧めるべき症状ではないか? 問1 ⑵① ※ 足首の上に色素沈着がみられたがガサガサして痒くなってきた。下肢静脈瘤がある。 〇✕ 問1 ⑵② ※ 胴体片側の皮膚に、ピリピリ感と痒みがあらわれ、それが痛みはじめたと思ったら、今度は赤くなって水疱がプツプツと・・・。 〇✕ 問1 ⑵③ ※ 痒い赤~紫の複数のプツプツ(丘疹きゅうしん)ができ、融合して鱗屑を伴う扁平な台地状(苔癬たいせん)になっている。皮膚を掻くと新たにできる※。口の中の頬の粘膜が白くただれができている。 〇✕ 問1 ⑵⓸ ※ 主にこすれ易い所の皮膚が赤くなって盛り上り、雲母状銀白色になってはがれ落ちる。 〇✕ 問1 ⑵⑤ ※ あちこち鳥肌のようになって痒くガサガサ。顔は額や目のまわりが赤い。 〇✕ 問1 ⑵⑥ ※ 手などが増殖した黄白色の角質に覆われ、剥がれ落ちたり亀裂を生じたりしている。 〇✕ 問1 ⑵⑦ ※ 山から戻ったら首がムズムズする。鏡で見たら黒いイボみたいなものが。 〇✕ 問1 ⑵⑧ ※ 湿疹と思い、湿疹の薬を塗っていたがよくならずに少しずつ広がってきた。 〇✕ 問2.【セルフメディケーションでも対応できる皮膚の痒み、肌荒れ】( )に当てはまる製剤を下欄から選んで下さい。 ・湿疹は、紅斑、丘疹、水疱、痂皮(かひ)、鱗屑(りんせつ)など多彩な症状が混在し、痒みを伴う非伝染性の皮膚疾患の総称。そのうち、接触性皮膚炎=かぶれは、刺激となるものに直接触れたことで起きる。( ① )の塗布と抗ヒスタミン作用のある内服薬が有効。 ・蚊などによる軽い虫刺されには抗ヒスタミン剤でよいが、原因がシラミで体毛に膠着した卵を発見した場合には( ② )によりシラミを排除する必要がある。 ・乾燥肌の痒みは、まず( ③ )でバリア機能を高め、眠れない場合は抗ヒスタミン剤の内服。 ・蕁麻疹は紅斑・膨疹・痒みを生じ、個々の皮疹は24 時間以内に出没。I 型アレルギーの他、物理的刺激、薬剤、運動、体温上昇等が誘因になりうる。原因・悪化因子を除去・回避し、( ④ )を内服。 ・たむしは、境界鮮明に丘疹が環状に連なる。痒く鱗屑や痂皮を伴い、中心部は治癒傾向。( ⑤ )を用いる。 ・伝染性膿痂疹(とびひ)のうちの水疱性膿痂疹は黄色ブドウ球菌が原因。かき壊し⇒小水疱⇒びらん、飛び火する。範囲が限局していれば( ⑥ )を使用し、広範囲に広がった場合には内服薬も必要なので、受診勧奨。 ・霜焼け(凍瘡とうそう)は末梢部位が寒さで循環障害を起し赤く腫れて痒くなるので、( ⑦ )としての働きが要る。 A.保湿剤 B.抗真菌剤 C.ステロイド性抗炎症剤 D.抗菌剤 E.抗ヒスタミン剤 F.血行促進剤 G.殺虫剤 問2① ※ ABCDEFG 問2② ※ ABCDEFG 問2③ ※ ABCDEFG 問2④ ※ ABCDEFG 問2⑤ ※ ABCDEFG 問2⑥ ※ ABCDEFG 問2⑦ ※ ABCDEFG 問3.【一般用医薬品の使い分け】 (1) 消炎又は鎮痒成分の特徴に対応する成分群を下欄から選んで下さい。(抗ヒ成分=抗ヒスタミン成分) A.プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル,ヒドロコルチゾン酪酸エステル B.ウフェナマート C.アゼラスチン塩酸塩 D.メキタジン E.ジフェンヒドラミン塩酸塩 F.クロルフェニラミンマレイン酸塩 問3 ⑴ ① ※ 皮膚の局所に限局している虫刺されやアレルギー性皮膚疾患に有効な抗ヒ成分。内用では中枢抑制作用が強い。 ABCDEF 問3 ⑴ ② ※ 吸収されると速やかに代謝されて活性を失うアンテドラッグのステロイド性抗炎症成分。 ABCDEF 問3 ⑴ ③ ※ 局所刺激作用を減弱させた非ステロイド性抗炎症成分。広範囲や長期使用が可能。 ABCDEF 問3 ⑴ ④ ※ 抗アレルギー作用を持つ内用抗ヒ成分。遅効性で有効率もやや低いが、抗コリン作用、中枢抑制作用は非常に弱い。 ABCDEF 問3 ⑴ ⑤ ※ 抗アレルギー作用を持つ内用抗ヒ成分。やや遅効性だが有効性は高く持続性で、抗コリン作用の心配(排尿困難や緑内障の人への注意等)はなく、中枢抑制作用は非常に弱い。 ABCDEF (2) 次の「皮膚炎」「かゆみ」等に関わる効能・効果を持つ、承認基準に基づく漢方製剤を下欄から選びなさい。 A.温経湯 B.温清飲 C.黄連解毒湯 D.桂枝茯苓丸料加薏苡仁 E.消風散 F.当帰飲子 G.白虎湯 H.六味丸(六味地黄丸 ) 問3 ⑵① ※ 体力中等度で、皮膚はかさかさして色つやが悪く、のぼせるものの次の諸症:月経不順、月経困難、血の道症、更年期障害、神経症、湿疹・皮膚炎 ABCDEFGH 問3 ⑵② ※ 体力中等度以下で、疲れやすくて尿量減少又は多尿で、ときに手足のほてり、口渇があるものの次の諸症:排尿困難、残尿感、頻尿、むくみ、かゆみ、夜尿症、しびれ ABCDEFGH 問3 ⑵③ ※ 体力中等度以上の人の皮膚疾患で、かゆみが強くて分泌物が多く、ときに局所の熱感があるものの次の諸症:湿疹・皮膚炎、じんましん、水虫、あせも ABCDEFGH 問3 ⑵⓸ ※ 体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらして落ち着かない傾向のあるものの次の諸症:鼻出血、不眠症、神経症、胃炎、二日酔、血の道症、めまい、動悸、更年期障害、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ、口内炎 ABCDEFGH 問3 ⑵⑤ ※ 体力中等度以下で、冷え症で、皮膚が乾燥するものの次の諸症:湿疹・皮膚炎(分泌物の少ないもの)、かゆみ ABCDEFGH 問4.【患者情報確認・生活スタイル】一般用医薬品の鎮痒・消炎、しもやけ・あかぎれ、保湿成分名のうち、使用上の注意に照らして最も適当なものを選んで下さい。 ・鎮痒消炎薬に( ① )が配合されている場合、水痘、みずむし・たむし又は化膿している患部に使用してはならない。また、使用上の注意に記載はないが、糖尿病の人も、かきこわして細菌感染の心配がある場合には受診勧奨が望ましい。全身的な副作用を避けるため長期連用してはならないが、患部が広範囲の人も要注意。1日2~3回、3~4日で切り上げられないなら受診してもらう。 ・出血を助長するおそれがあるので、出血しやすい人や血が止まりにくい人は、血液凝固抑制作用のある( ② )や( ③ )を使用することはできない。 ・保湿成分の( ④ )は、「乳幼児」への使用について相談事項になっている製品や用法に関する注意に「小児に使用させないこと」と記載された製品もある。皮膚の弱い乳幼児では、慎重に使用する必要がある。 ・( ⑤ )は、強い刺激臭があり、知覚神経に麻痺を起こさせる働きやギ酸を中和する効果があるが、蟻以外の虫刺されに対する効果を疑問視する意見が多い。虫刺されは一般に、異種タンパクが注入されることによる中毒やアレルギー反応であることから、程度により( ⑥ )やステロイド性抗炎症成分を使うのが適当。 ・抗アレルギー作用を有する( ⑦ )は、服用時の飲酒、服用後の乗物の運転及び授乳等を避けなければならない他、妊娠中は使用することができないが、排尿困難の人や緑内障の人に対する注意はない※。 ※:ビオメディックス製造販売製品は例外。使用上の注意記載事項に関する通知の「アレルギー用薬」を参照し、「抗ヒスタミン剤を含有する場合」に従って記載したとのこと。スイッチOTC 化された当初の製品をはじめ他社製品に記載はない。 A.抗ヒスタミン成分 B.ステロイド性抗炎症成分 C.ポリエチレンスルホン酸ナトリウム D.尿素 E.アンモニア水 F.ヘパリン類似物質 G.アゼラスチン塩酸塩 問4① ※ ABCDEFG 問4② ※ ABCDEFG 問4③ ※ ABCDEFG 問4④ ※ ABCDEFG 問4⑤ ※ ABCDEFG 問4⑥ ※ ABCDEFG 問4⑦ ※ ABCDEFG 問5.【アドバイス】次の文章が正しいものには○を、誤っているものには×を、解答欄に記入して下さい。ただし、「※」の説明部分は問題の範囲ではありません。 乾燥肌のスキンケアと虫に刺されたときのために・・・ 問5① ※ 乾燥肌の場合、入浴時には石鹸を泡立てて手のひらで優しく洗い、入浴後すぐにローションやクリームで皮膚を保護しましょう。 〇✕ 問5② ※ ②香辛料の効いた辛い食べ物やお酒は血液の循環をよくするので、お肌が痒い時には痒みを増します。 〇✕ 問5③ ※ 尿素の保湿作用は、高濃度の方が効果が高いので、10%より20%の製剤をおすすめします。 〇✕ 問5④ ※ ハチに刺されたら、とりあえずアンモニアの代用でおしっこを付けると、ひどくならずに済みます。 〇✕ 問5⑤ ※ ステロイド剤は、擦り込まずに使い、出口径5mm のチューブの軟膏やクリームなら、人差し指の先から第一関節まで出した量(1FTU)※で、成人の手の平2 枚分の面積に十分使えます。 ※フィンガー・チップ・ユニット(FTU):1FTU は男性で約0.5g。塗り薬一般の使用量の目安になる。 〇✕