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【登録販売者まめ知識】OTC「解熱鎮痛剤」

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成分ごとの特徴と配合内容を理解し、症状にあった組み合わせ提案を

かつては解熱鎮痛剤はイブプロフェン製剤やACE処方、アスピリンの使い分け、非ピリン系とピリン系、錠剤と顆粒の使い分け、芍薬甘草湯、地竜などといったあたりを覚えておけば良かったのですが、今の時代は「ロキソプロフェン製剤」が主流になり、さらに色々な組み合わせの商品も出てきているため、適切な提案に向けてより知識を備えておく必要が増しています。
実際の店頭でも事例も交えながら、店頭での対応のポイントを整理してみたいと思います
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成分による使い分けについて

ロキソプロフェン製剤の商品がたくさんあり「どれが一番良いの?」とよく聞かれます。
大きく分けると3種類で、生理痛などでイライラがあり、さらに素早く効いて胃にも優しいのがよいのであればロキソプロフェン+鎮静剤・制酸剤、カフェインが配合された商品がおススメですが、眠くなる場合があります。
次に素早く効くタイプ(制酸剤のみプラス)でロキソプロフェンのみの商品となっております。ロキソプロフェンのみの商品にもPBもあり、メーカーにこだわらなければお買得となります。
イブプロフェン製剤は消炎鎮痛解熱剤。胃の負担も少なく、イブプロフェンの量が医療用(ブルフェン)と同じ1回200㎎の商品もあり、特に歯痛におススメで頭痛・発熱時にも効果的。商品によってはイライラを抑える効果(アリルイソプロピリアセチル尿素)のある成分や、効き目を早める成分(制酸剤)が配合された商品もあり、そちらを提案すると「効き目の良い方を」を購入していただけます。
アセトアミノフェン製剤は大人の方で、インフルエンザによる発熱を疑うときなどで、今とりあえず解熱させたい時や、小児の発熱時に。胃のかかる負担も市販薬の中で一番少なく、セールスポイントの1つです。大人用であれば医療用のカロナールろ同量の商品があります。
ACE処方(アセトアミノフェン、カフェイン、エテンザミド)は、ブロムワレリル尿素が配合されていて、鎮静効果があるので生理痛や風邪などの発熱・頭痛に効果的です。昔ながらの処方で、商品名を指名するお客様が多いので、商品名とパッケージ、陳列場所をキチンと把握しておかないと、お客様の信用も得られません。
ACE処方にはプラス芍薬甘草湯が配合されている顆粒の商品もあり、頭痛・頭重感に効果的な解熱鎮痛剤。錠剤よりも胃にかかる負担も(剤形状で)少なく、3歳から服用できるのが特徴で、芍薬甘草湯が配合されているので筋肉痛にも有効です。
イソプロピルアンチピリンはピリンアレルギーがなければ解熱効果がいいので、飲めるのであればイソプロピルアンチピリンはおススメです。地竜は生薬の解熱剤で中味はミミズ。昔よく「ミミズにおしっこをかけるとおちんちんが腫れて熱がでる」なんて言われていましたが、実は解熱鎮痛効果が高い生薬であり、3歳以上からの服用可能で状況によっては他の薬と併用ができます。

印象的な接客事例

それではここからは店頭で経験した解熱鎮痛剤の接客で、特に印象だった事例を参考までにご紹介いたします。

「いつもロキソプロフェン製剤を買い求める女性」
声掛けすると片頭痛との事です。まずは片頭痛と通常の頭痛(緊張型頭痛)の違いについて説明。片頭痛の人の中には緊張型頭痛を合併している場合もあり、このような方はその時の頭痛が緊張型だったのにもかかわらず、片頭痛を恐れるあまり鎮痛剤を連用して薬物乱用頭痛になり、かえって片頭痛を誘発してします場合もあるので、「月10日以上鎮痛剤を服用しているのであれば、こじれて頭痛がひどくなる」と頭痛外来を紹介しました。
後日に来店され、受診した外来において片頭痛発作時の頓服痛み止めと毎日飲む予防薬を出してもらったと報告してきてくれました。

「腰が痛いと鎮痛剤を買いに来られたお客」
話を聞くと病院にも通い、病院から同じような鎮痛剤が処方されておおり、両方とも服用するつもりがったようで重複せずに済みました。
さらに状況を聞いてみると「薬を飲んでいる(貼っている)間は効いており、その間は普段通り仕事をしている」というので、薬が効いている間に無理をすれば治りが遅くなるのは当然で、できれば安静にしておくべきと伝えました。
加えて「少しでも腰の負担を減らすためにはサポーターをする」「患部が熱をもった炎症症状ならば安静にすることを前提として体を温めすぎないよう心がける」「慢性的な感じで冷えて痛む場合は、ぬるま湯の風呂でゆっくりと浸かる」「保温性のあるサポーターなどを使う」といったアドバイスし、固定式のサポーターを購入していただきました。

「ひどい生理痛を訴えている女性」
お腹も痛くなり立てないくらいひどく、いつもイブプロフェン製剤を使っているも効き目がイマイチとのこと。とりあえずお腹の痛みの方を何とかしたいとのことなので、同じイブプロフェン製剤でプラス下腹部の痛み(子宮・腸管の過度な収縮)に効果のあるブチルスコポラミン臭化物
が配合された商品を提案した。
今までの商品とは違い、イライラを抑える成分(眠くなる場合あり)が入っていないっと伝えると、逆に学校に行くので眠くならないほうがいいということで購入いただきました。(以前ならばイブプロフェン製剤とブチルスコポラミン臭化物製剤の併用で2つの商品を買ってもらっていましたが、現在は1つの商品となっています)

「肩こりからの頭痛に悩む男性」
鎮痛剤を服用すれば頭痛は治まるものの、薬がきれると肩こり・頭痛が出てくる状況を繰り返しているそうで、鎮痛剤の飲み過ぎも心配しているとのこと。
仕事上の緊張からくる肩こりを改善した方が良いと判断し、まず症状がひどい時は筋肉の緊張やこりを和らげて痛みを改善するメトカルバモールが配合された商品を頓服的に使い、普段の肩こりが気になるようであれば漢方薬の独活葛根湯(または葛根湯)をお湯で服用することを提案。とりあえず、今の症状を改善したいということでメトカルバモール製剤を購入されました。

 

OTC鎮痛剤はロキソプロフェン、イブプロフェン、アセトアミノフェン、エテンザミド、アスピリン、イソプロピルアンチピリンに、カフェイン、鎮静剤、制酸剤の組み合わせや、ブチルスコポラミン臭化物の組み合わせ、芍薬甘草湯、地竜、変わり種としてメトカルバモールがあるくらいなので、1つずつの成分の特徴を理解し、そのお客の症状にあった組み合わせの商品を推奨販売できるようにすることが重要と考えています。

(薬局新聞)

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